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インプラント治療

インプラント治療とは?

天然歯のような自然な見た目と噛み心地を取り戻す治療

インプラント治療とは、失った歯の機能と見た目を回復させるために、人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(被せ物)を装着する治療法です。歯の根っこの代わりとなる人工歯根は、骨としっかり結合するチタン製で作られており、ぐっと力を入れて噛めるほどの安定性を発揮します。従来のブリッジ治療のように両隣の歯を削ったり、入れ歯のようにほかの歯に負担をかけたりすることがないため、残っている健康な歯を守るという意味でも非常にメリットの大きい治療法です。当院では、豊富な治療経験をもとに一人ひとりの状態に合わせた丁寧なご説明と診療を行っております。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

このような方におすすめ

  • よく噛んで食事を楽しみたい方
  • 装置の取り外しの手間がない治療を受けたい片
  • 口元の見た目を自然にしたい方
  • 入れ歯治療が向いていなかった方
  • 残存歯の負担を抑えたい方
  • 長期的な健康を見据えた治療を受けたい方

当院のインプラント治療が選ばれる理由

CT・サージカルガイドを使用した安全な外科処置

インプラント治療の安全性と精度を高めるために、当院ではCT撮影とサージカルガイドを併用した外科手術を行っています。サージカルガイドとは、インプラントの埋入位置・角度・深さを正確に導くマウスピース型の医療器具です。事前にCT画像をもとにコンピューターでシミュレーションを行い、そのデータを反映したガイドを作製することで、あらかじめ計画した通りにインプラントを埋入できます。

サージカルガイドのメリット

神経や血管を傷つけるリスクを軽減

従来の手術では、目視や術者の経験に頼る部分も多く、神経や血管に触れてしまうリスクがありました。CTとシミュレーションにより神経や血管の正確な位置を把握し、サージカルガイドに沿って処置を行うことで、そのようなリスクを大幅に回避できます。

手術時間の短縮と身体への負担軽減

サージカルガイドの使用により、切開範囲や骨を削る量を最小限に抑えられます。そのため、手術時間が通常よりも短縮され、術後の出血や腫れも抑えられます。通常1〜2時間かかる手術も、症例によっては15分程度で終了することもあります。

審美性に優れた仕上がりを実現

インプラントの位置や角度が理想的であれば、その後の被せ物の形やバランスも自然な仕上がりになります。サージカルガイドによって正確な位置に埋入することで、見た目にも美しく、周囲の歯との調和も取れた治療が可能です。

院内感染を防ぐためのオペ室完備

インプラントは外科的な処置を伴うため、施術環境の清潔さが非常に重要です。当院では、一般診療室とは別に、感染対策を徹底した専用のオペ室をご用意しております。 現在、多くの歯科医院では、インプラント手術も通常の診療室内で行われるのが一般的です。しかし、歯を削る器具の使用などにより、空気中に細菌や飛沫が広がる可能性があり、外科処置に適した環境とは言えません。当院のオペ室は、滅菌された器具や清潔な空間のもとで安全にインプラント治療を実施することが可能です。

インプラント治療の流れ

1初回カウンセリングとご相談

まずは、患者様のご要望やご不安を丁寧にお聞きし、インプラント治療の内容やメリット・注意点について詳しくご説明いたします。ご理解とご納得をいただいたうえで、次のステップへ進みます。

2精密検査と診断

口腔内の状態を把握するため、レントゲン撮影やCTによる立体的な診査を実施します。顎の骨の状態や噛み合わせも確認し、患者様に最適な治療計画を立案します。

3サージカルガイドの製作

コンピューター上でインプラント埋入位置をシミュレーションした後、マウスピース型のサージカルガイドを作製します。

4インプラント埋入手術

ガイドに沿って、インプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。当院では、患者様の状態に応じて「1回法」「2回法」のいずれかを選択し、身体への負担を考慮した術式をご提案します。

5治癒期間

手術後はインプラントと顎の骨がしっかり結合するまで、通常2〜3ヶ月の治癒期間を設けます。この間は無理な力がかからないように注意していただきます。

6型取りと仮歯の準備

治癒が確認できたら、歯型を取り、患者様専用の人工歯を作製する工程に入ります。2回法の場合は、歯ぐきを少し切開してアバットメント(連結部分)を装着した上で型取りを行います。

7人工歯の装着

完成した人工歯をインプラント体へ装着します。状態に応じて、スクリューで直接固定する方法か、セメントで固定する方法を選択します。自然な見た目と噛み心地を重視した調整を行います。

8継続的なメンテナンス

治療終了後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。3〜6ヶ月ごとの来院で、噛み合わせのチェックやクリーニングを実施し、インプラントの寿命を延ばします。

骨の量が足りない方「骨造成手術」の種類

ソケットリフト

インプラントを埋め込みたい部分の骨の高さが不足している場合、治療が難しくなることがあります。特に上あご(上顎)の奥歯周辺では、上顎洞という空洞が近くにあるため、骨の厚みが十分でないケースが多く見られます。
このようなときに行うのが、「ソケットリフト」と呼ばれる骨造成法です。インプラントを埋入するための穴(埋入窩)から上顎洞の底をやさしく押し上げ、そこに骨補填材を注入して骨の厚みを確保します。
骨の高さがある程度残っている場合に適応され、インプラント手術と同時に行えるため、治療期間を短縮できるのが大きなメリットです。
ただし、この方法で増やせる骨量には限界があり、5mm程度までの骨造成が目安とされています。大規模な骨造成が必要な場合は、別の方法(サイナスリフトなど)が検討されることになります。

サイナスリフト

上あごにインプラントを埋め込む際、骨の厚みが足りないと治療が難しくなる場合があります。特に奥歯の部分では、上顎洞(じょうがくどう)という空洞があるため、骨が極端に薄くなってしまうことも少なくありません。
こうしたケースで行うのが「サイナスリフト」と呼ばれる骨造成手術です。これは歯ぐきの側面を切開して、骨の内部にある上顎洞の底を押し上げ、そこに人工の骨補填材を挿入する方法です。骨を十分な高さまで増やすことができるため、大きく骨が不足している患者様にもインプラント治療を行えるようになります。
サイナスリフトとよく比較される治療法として「ソケットリフト」がありますが、こちらはインプラントを埋め込む穴から骨補填材を入れる手法で、対応できる骨の不足量には限界があります。5mm以上の骨造成が必要な場合には、ソケットリフトでは対応しきれないため、より広範な骨の造成が可能なサイナスリフトを選択します。
ただし、サイナスリフトは手術の範囲が大きくなるぶん、腫れや痛みが出やすく、治癒期間も長くなる可能性があります。また、高度な技術を要するため、実施できる歯科医院が限られる点にも注意が必要です。

GBR

インプラント治療を成功させるには、十分な骨の厚みと高さが必要です。特にインプラントの太さは最も細いタイプでも約3mmあり、周囲に安全なスペースを確保するには、最低でも5mm程度の骨幅が必要とされます。しかし、抜歯の際に大きな感染があった箇所や、もともと骨が薄くなりやすい前歯部などでは、この条件を満たせないこともあります。
こうした場合に行われるのが「GBR(Guided Bone Regeneration:骨誘導再生法)」です。GBRは、上あご・下あごを問わず骨の“外側”に新たな骨をつくる手法で、インプラントを安全かつ安定して埋入するための十分な骨量を確保する目的で行います。
骨が不足している部分に骨補填材を置き、特殊なメンブレン(遮断膜)で覆うことで、周囲の軟組織が入り込むのを防ぎ、骨の再生を促します。数ヶ月の治癒期間を経て、人工骨が自然骨へと置き換わることで、インプラントに適した土台が完成します。

インプラント治療のセカンドオピニオン
対応可能

インプラントの知識と経験が豊富な歯科医師への相談がおすすめです!

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む高度な治療です。そのため、骨の厚みや密度が十分でないと治療自体を断られてしまうこともあります。しかし、近年では「骨造成(再生療法)」と呼ばれる技術を併用することで、難しいケースでもインプラント治療が可能になる場合があります。 当院では、豊富な知識と技術をもとに、さまざまな条件に対応できるインプラント治療をご提案しています。 「他院で治療を断られた」「今の治療計画が本当にベストなのか不安」といったお悩みに対して、当院では無料でセカンドオピニオンを承っております。治療内容や費用の妥当性など、どんなことでもお気軽にご相談ください。