ボツリヌストキシン療法とは
ボツリヌストキシン療法とは、筋肉の過度な緊張や不随意な動きを一時的に和らげる治療法です。
歯科領域では、主に歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)や顎関節症に伴う筋肉の痛み、咬筋の過緊張などに対して行われます。 ボツリヌストキシン製剤を適切な部位に少量注入することで、筋肉の過剰な働きを抑え、症状の改善を図ります。
ボツリヌストキシン療法で期待できる効果
- 咬筋・側頭筋の緊張緩和
- 歯ぎしり・食いしばりの軽減
- 顎関節や筋肉の痛みの緩和
- 歯や補綴物(被せ物・詰め物)への負担軽減
- 顎周囲の疲労感の軽減
歯科医院で行う
ボツリヌストキシン療法の目的
歯科医院で行うボツリヌストキシン療法は、見た目を目的とした美容医療ではなく、機能改善を目的とした治療です。以下のような症状でお悩みの方に適しています。
ボツリヌストキシン療法の持続期間
- 歯ぎしり・食いしばりが強い
- 朝起きたときに顎やこめかみが疲れている、痛い
- 顎関節症による顎の痛み・開口障害がある
- 被せ物や詰め物がよく欠ける・外れる
- マウスピース治療だけでは症状が改善しない
ボツリヌストキシン療法の流れ
1カウンセリング・診査
症状やお悩みを詳しく伺い、口腔内や顎の状態を確認します。
2治療計画の説明
注入部位や量、期待できる効果、注意点について丁寧にご説明します。
3ボツリヌストキシン注入
必要最小限の量を、咬筋など適切な筋肉に注入します。処置時間は数分程度です。
4経過観察
治療後の経過を確認し、必要に応じて追加のご提案を行います。
ボツリヌストキシン療法の
持続期間
効果は通常、注入後数日〜1週間程度で現れ始め、約3〜6か月持続します。効果が薄れてきた場合は、症状に応じて再治療を行うことがあります。
ボツリヌストキシン療法の副作用・注意点
注入部位に一時的な違和感や軽い痛み、内出血が生じる場合があります
噛む力が弱くなったと感じることがありますが、多くは一時的です
※安全性に配慮し、歯科医師が適切に判断したうえで治療を行います。